成果発表会・修了式

2022年3月8日(火)

「第5期ふくしまクリエイティブクラフトアカデミー」成果発表会及び修了式が行われました。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、
校長のコシノジュンコ氏と総合プロデューサーの川又俊明氏は東京からオンラインでの参加となりました。
また受講生は感染対策を講じた上で、福島市のホテル福島グリーンパレスの会場に集まり、東京と会場をオンラインで繋ぎ開催いたしました。

成果発表会・修了式の写真

01. 成果発表会

2021年度の受講者19名の商品開発の成果発表会を行いました。
各コースに合わせて開発した受講生の商品を川又プロデューサーが紹介し、コシノ校長から講評をいただきました。

成果発表会・修了式の司会の写真
成果発表会・修了式で静聴している写真

【コース】
Aコース『空間お家時間を楽しむプロダクト』8名、
Bコース『身につけるもの・纏うもの』11名。

成果発表会・修了式で静聴している写真

コシノ校長も開発した作品を実際に手にし、デザインや手触りはもちろんのこと、使う人のことを考えながら、
いろんな視点で受講生ひとりひとりの作品に対して講評をくださいました。
コシノ校長が受講生に直接質問されることもあり、受講生はとても緊張している様子でしたが、
貴重なアドバイスに真剣に耳を傾けていました。

川又プロデューサーが作品を紹介している写真
校長のコシノジュンコ氏が激励の言葉を送っている写真

成果発表会の最後にコシノ校長から、「日本の美は引き算です。あとは、美味しいものづくり。まずは見た目が美しくないと絶対にダメ。
ものづくりでいう“味”は技術や伝統などの見えないもの。まだやることはたくさんあると思うので、これを始まりにしてください。」と、
激励のお言葉をいただきました。

川又プロデューサーは、「テストマーケティングを踏まえて、今回学んだことをアップデートしていくことが今後の課題だと思います。
今日で終えるのではなく、ここからまた繋いで進んでいってください。」と、受講生へエールを送りました。

成果発表会・修了式の司会席の写真

会場後方部には受講生が開発した各商品を展示しました。
約半年間かけ苦労して生み出した商品を、互いに手に取り合いながら、受講生同士交流を深めていました。

作品の写真
作品を見ている受講生の写真

02. 修了式

第5期ふくしまクリエイティブクラフトアカデミーに参加した19名が、修了証書を授与されました。
修了生を代表し、株式会社三義漆器店の荒井将平氏が、修了証書を受け取りました。

株式会社三義漆器店の荒井将平氏が、修了証書を受け取っている写真

コシノ校長より、「半年間ご苦労様でした。“今の時代に合ったもの”というのは、新しいものだと誤解があるが、
いいものと過去を尊重し、未来へ結び付けていくことです。自分の感性だけではなく、日本の美である、何かを引くこと。
謙虚なことがモダンな美しさに繋がります。まずはやれば必ず見つかるので、
今回はとてもいいチャンスだったと思います。これからも活かしてください。」とのお言葉をいただきました。

修了式の写真

また福島県観光交流局國分局長からは、「技術を繋いでいくためには、伝統を守りながら時代に合わせた変化と積極的な情報発信が必要。
アカデミーで培った知識を活かして、新たな販路開拓やものづくりに挑戦していただくとともに、
伝統工芸や地場産業に新しい風を吹き込み、さらなる発展に繋げていただくことを期待しております。」とのお言葉をいただきました。

福島県観光交流局國分局長が激励の言葉を送っている写真

修了にあたり、代表して柳津町地域おこし協力隊の伊藤千晴氏から、「縁の巡り合わせが素晴らしいパフォーマンスを発揮すること、
そしてその縁を繋ぐのは人と人であることに気づかされました。このアカデミーを通して得た学びは私たちの財産となり、
それぞれの道標になることでしょう。」との挨拶があり、合わせて関係者への御礼も述べられました。

柳津町地域おこし協力隊の伊藤千晴氏が挨拶や御礼を述べている写真

2021年度のアカデミーが無事に修了し、皆さん安心した様子でした。
コシノ校長からいただいたアドバイスを各自持ち帰り、今回開発した商品のアップデートや新たな商品開発に向けて、
引き続き製作を続けていくと皆さん意気込んでいました。

※修了証は受講生の滝澤徹也さんによる出ヶ原和紙で製作していただきました。

当講座で開発した一部の商品は、2022年3月よりECサイト(Creema)で販売中です。

校長のコシノジュンコ氏がアドバイスをしている写真

受講生コメント
「アドバイスをいただきながら商品開発ができる喜びと、完成した時の嬉しさを感じました。
今後も福島を盛り上げていくべく、PR発信のためにも商品開発を続けていきます。」
「1人1人にコシノ校長からのアドバイスがあるとは思わず、とても感動しました。とても身にしみました。
この経験を糧にこれからも頑張ります。」

○開発商品

開発商品の写真
開発商品の写真
開発商品の写真